言葉をその通り受け取ってしまう
発達障がいの方の強い味方になれる結婚相談所ストーリアです。
ご存知のように、自閉スペクトラム症(ASD)のひとつで、知的な遅れや言語の遅れがないのに、対人関係やコミュニケーション、想像力、共感性などのお悩みがあるのが、アスペルガー症候群です。
その一つに、「物事を言われた通りに受け取ってしまう」というものがあります。
「来週の日曜日ヒマ?」と聞かれても、「ヒマだよ」と返すだけで、「どこか行こうか?」とまでは思いが至りません。お相手の方は、「一人でいたいのかな?」と思ってしまいます。これではデートの約束もままなりません。
テーマパークに行っても、「喉が渇いた」と言って、自分の分だけ飲み物を買ってきてしまったりもします。
お相手の方は「ひとこと『なにか飲みたいものはない?』と聞いてくれたらいいのに」と思ってしまうのです。
そういうやりとりが重なっていくと「自分のことが好きじゃないのかも」という方向に考えが向いてしまうのが定型発達の方です。
とはいえ、お相手の言葉の裏ばかり考えていては、恋愛に疲弊してしまいます。
自分に「言葉通りとってしまう」「人から気が利かない」と言われたことがある、という方は、自分の性質をお相手に伝えておきましょう。
そして自分がわかるまで、遠慮なく言ってもらうのが良い方法です。
最初は、お相手の方も「なんだか催促しているみたいで嫌だな」と感じるかもしれませんが、そのうち慣れてくるはずです。
物事を最後まではっきり言ってくれないと汲み取れない、というのはあなたの特性であり、個性です。
この行き違いは、お見合いよりも、デートの初めの頃に起きがちなので、デートになって打ち解けてきたら、やんわりとお伝えしておきましょう。
言葉の意味が汲み取れなくても、あなたの良いところは他にたくさんあります。
苦手なことは早めに伝えて、お相手にも協力してもらいましょう。