言葉をその通り受け取ってしまう

2025年06月18日(水)3:00 PM

発達障がいの方の強い味方になれる結婚相談所ストーリアです。

ご存知のように、自閉スペクトラム症(ASD)のひとつで、知的な遅れや言語の遅れがないのに、対人関係やコミュニケーション、想像力、共感性などのお悩みがあるのが、アスペルガー症候群です。

 

その一つに、「物事を言われた通りに受け取ってしまう」というものがあります。

 

「来週の日曜日ヒマ?」と聞かれても、「ヒマだよ」と返すだけで、「どこか行こうか?」とまでは思いが至りません。お相手の方は、「一人でいたいのかな?」と思ってしまいます。これではデートの約束もままなりません。

 

テーマパークに行っても、「喉が渇いた」と言って、自分の分だけ飲み物を買ってきてしまったりもします。

お相手の方は「ひとこと『なにか飲みたいものはない?』と聞いてくれたらいいのに」と思ってしまうのです。

 

そういうやりとりが重なっていくと「自分のことが好きじゃないのかも」という方向に考えが向いてしまうのが定型発達の方です。

とはいえ、お相手の言葉の裏ばかり考えていては、恋愛に疲弊してしまいます。

 

自分に「言葉通りとってしまう」「人から気が利かない」と言われたことがある、という方は、自分の性質をお相手に伝えておきましょう。

 

そして自分がわかるまで、遠慮なく言ってもらうのが良い方法です。

最初は、お相手の方も「なんだか催促しているみたいで嫌だな」と感じるかもしれませんが、そのうち慣れてくるはずです。

 

物事を最後まではっきり言ってくれないと汲み取れない、というのはあなたの特性であり、個性です。

この行き違いは、お見合いよりも、デートの初めの頃に起きがちなので、デートになって打ち解けてきたら、やんわりとお伝えしておきましょう。

 

言葉の意味が汲み取れなくても、あなたの良いところは他にたくさんあります。

苦手なことは早めに伝えて、お相手にも協力してもらいましょう。

 

 


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